星空観察会

2018.9.24
星空観察会

星空観察会とシーイング@国民宿舎小豆島星空案内人

月半月トリミング_Rimg_astronomical_voice今年の夏は、7月上旬からの前半こそ連日連夜の晴れ続きで、シーイングも良く土星もクッキリ見えてましたが、盆ごろからは天候不順で、9月後半の今もどうもスッキリしません。特に猛暑続きから一転、夜が急に涼しくなった8月16日は、いろいろと条件が良く、これはと思って国民宿舎に赴きましたがシーイングが最悪で、土星もなんとか環がわかる程度にしか見えませんでした。

空の良し悪しは、シーイングと透明度で表されます。このうち透明度は、空の青さや遠くの山がはっきり見えるかどうかでだいたいわかりますが、難しいのはシーイングで、望遠鏡をのぞいてみるまでわかりません。シーイングは大気の乱れの程度をいいますが、例えば月なら、シーイングが悪いとのっぺりとしか見えませんが、シーイングが良いとエッジが立ってすばらしくクリアに見えます。

透明度がいいと肉眼で見る場合は星が大変キレイに見えますが、シーイングとなかなか両立しないのが難しいところです。「星が一番良く見える季節はいつですか?やっぱり冬ですか?」とよく聞かれますが、冬の星空は星の光がキラキラ輝き透明度がいいので一見よく見えそうですが、冬は日本の上空をジェット気流が流れているのでシーイングが悪く、望遠鏡で見るのにはあまり適した季節とはいえません。火星4

星空観察会では、「今日はシーイングがいい」「今日は残念ながらシーイングが悪い」といった説明をよくしますが、「シーイングってどんな漢字ですか?」ともよく聞かれますので一応説明しておくと、シーイングは英語で、seeingと書きます。シーイングは見え方に決定的な影響があり、口径が大きい望遠鏡ほど影響を強く受けますので、20cmの望遠鏡でも5cmの望遠鏡程度にしか見えなかったりしますが、実際にはシーイングが悪くて全然見えなくても「え?キレイに見えていますよ?」とか言われることも多いです(笑)。

ちなみにこの連休はあまり天候が良くなかったですが、雲の間から見る土星や火星はシーイングが良く、土星の環や火星の模様がすばらしく良く見えました。天候が良くなかったので、待ちきれず見ないで帰った人も多かったですが、最後まで粘った人にはみんな土星や火星に加え、スマホで月の写真を持って帰っていただくことができました。やっぱり福は最後まで粘った人に微笑むようです(笑)。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方なら事前の申し込みなしでいつでもどなたでも参加いただけます。特に無風快晴の時は高確率で開催していますので、電話(TEL 0879-75-1115)で開催の可否や開始時間を確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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