星空観察会

2019.7.20
星空観察会

2019年トップシーズン到来@国民宿舎小豆島星空案内人

図書館天体写真展H3107土星3長かった梅雨も来週中には明けそうで、今年もようやく星空観察会のトップシーズンがやってきそうです。本館屋上の会場に着いたら、まずは目を暗闇に慣らして天の川をご覧ください。あるアンケートによると、小学生の8割が天の川を知っていますが、見たことがある小学生はわずか9%で、親世代でも3割未満ということですので、この機会に小豆島ならではの天の川をぜひ見ていただきたいと思います。

今年は木星がさそり座近くのへびつかい座、土星がいて座と、夏の代表的な星座で隣同士になりますので、両方同時に見られる大チャンスの年になります。南の空でひときわ明るく輝く星が木星、その左でにぶく光る星が土星で、星空観察会ではまず木星と土星をお見せしますが、できれば引き続きご覧いただく星雲・星団までお付き合いください。いて座干潟星雲M8

星雲・星団はほとんどが天の川の中にあり、いて座に天の川の中心部がありますので、夏はどれを見ていただこうか悩む季節でもあります。さそり座のしっぽのところにある大きく明るい散開星団M7、万華鏡のような星粒が美しいいて座M23、無数の星が神秘的な球状星団M22などが代表的な星団ですが、スタークラウドと呼ばれるM24付近の星々もぜひ見ていただきたいものの一つです。天の川の正体は無数の星々ですが、このあたりは星々がいわば縦に重なっていますので、全天の星を望遠鏡の狭い視野にギュッと詰め込んだように数多くの星を見ることができます。

また、いて座のすぐ上にも天の川が特に濃くなっているところがありますが、このあたりはたて座スモールスタークラウドといい、この中には一つの明るい星を数百の微かな星が囲む姿が神秘的なM11という密集した散開星団があります。小豆島の星空をぜひお楽しみください。

ところで今年の7月21日には、アポロ11号が月に到達してから50周年を迎えます。これを記念して、町立図書館では「月面着陸50周年記念 天文学」展を開催していますが、併せて手作りのミニ天体写真展も夏休みいっぱい展示していますので、良かったらのぞいてみてください。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方なら事前の申し込みなしでどなたでも参加いただけます。特に無風快晴の時は高確率で開催していますので、電話(TEL 0879-75-1115)で開催の可否や開始時間を確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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