星空観察会

2017.9.15
星空観察会

秋の星空観察会@国民宿舎小豆島星空案内人

IMG_1224夏休みも終わり、もうすっかり秋の気候になりました。今年の夏は例年になく晴れの日が少なく、なんとか回数自体は例年並みに開催できましたが、スカっと晴れた日は2~3日しかなく、雲の切れ間からなんとか見てもらったという感じの日が多い夏でした。これは世界的な傾向でもあるそうで、これからが思いやられますが、それはともかく今回は秋の星空観察会について紹介します。

まずは土星です。もうすでに暗くなるころにはやや西に傾いており、これからどんどん西空低くなってきますが、同時に暗くなる時間も早くなってきますので、開始時間を午後7時など早い時間に設定することによって、できるだけ長く土星をみてもらおうと思っています。なので土星を見たい方は食事時間を早めにしていただければと思います。今年はアイピースを新調するなど、昨年よりも土星をキレイに見ていただけていますので、今年最後のチャンスにぜひ土星の神秘的な環をご覧ください。

次に星雲・星団です。これからまだしばらくは天の川の中心部であるいて座の星雲・星団がご覧いただけますので、数々の星雲・星団を見ることができますが、これからは秋の大型の星雲・星団であるペルセウス座二重星団やアンドロメダ大銀河なども見ごろになってきます。ペルセウス座二重星団は、もしかしたら視野の中に見える星の数が最も多い見ごたえのある星団ですし、アンドロメダ大銀河は距離が約250万光年と、キロでいうと10兆キロ×250万倍もあり、おそらくこれまでの人生で最も遠くを見る機会になると思います(笑)。

その他、オレンジと青の印象的な二重星であるアンドロメダ座のアルマクや、カシオペア座やペルセウス座の秋の天の川の中の数々の散開星団など、これから夏から秋にかけての天の川の中の数々の星雲・星団がご覧いただけます。星空観察会に大きな影響がある月は、9月20日が新月、9月27日が上弦の月(半月)ですので、9月25日ごろから10月のはじめくらいまではスマホでクレーターもはっきり写る月の写真を撮ることもできます。ただ、10月5日の満月前後は月が明るすぎて星がほとんど見えず、太陽の光が正面から当たるために月のクレーターも見えませんのであしからずご了承ください。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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