星空観察会

2016.12.3
星空観察会

流れ星が一年で一番多く流れる日@国民宿舎小豆島星空案内人

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ものごとには何でも三大〇〇があるもので、小豆島にも日本三大渓谷美のひとつである寒霞渓(写真)がありますが、流星群にも三大流星群があり、このふたご座流星群と夏の有名なペルセウス座流星群、正月のしぶんぎ座流星群がそうだということになっています。その三大流星群の中でも一番多く流れるのがこのふたご座流星群で、12月14日の極大日には毎年活発な出現が見られます。

しかも12月14日は小豆島の晴れの特異日なのか、星空観察会を始めてからは必ず晴れていますので、流れ星を見たことのない方は初めて見る大チャンスです。残念ながら今年は満月で、一晩中明るい月がある上に、極大予想時刻が14日午前9時と日中のため条件は最悪ですが、逆に13日と14日の二日間もチャンスがあると考えることもできます。ものごとはいい方に考えましょう(笑)。

よく聞かれるのはどの方向を見たらいいかということですが、これはどこでもかまいません。あえていえぱ月や市街地の光が目に入らない方向でしょうか。中心は東北東方向になりますが、中心付近はあまり長い流星が流れないので、あえて反対方向を見てでっかい流れ星を狙うというのもありです。イメージとしてはオリオン座付近を横に流れる感じです(写真)。

ふたご座流星群は、オリオン座と流星トリミング_R近年ますます活動が活発化しており、明るい流星も多いので、月が明るいとはいえ晴れればそれなりに見られると思います。ただし、一年で一番流れるとはいっても、2001年のしし座流星群みたいにビュンビュン流れるわけではないので、最低15分くらいは夜空を眺めてみてください。

また、1月3日には、これまた三大流星群のひとつである、しぶんぎ座流星群が極大日となります。次の日が仕事始めという方も多いと思いますが、ぜひ年のはじめに流れ星を見て、今年一年の願い事をしておきましょう。よく「肉眼でも大丈夫ですか?」と聞かれますが、流れ星は普通肉眼でないと見られません。望遠鏡の狭い視野で流れ星が見られたら、それはそれですごいことですが(笑)。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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