- 2016.11.22
- 星空観察会
手持ちスマホによる月の撮影@国民宿舎小豆島星空案内人
今回は、星空観察会のメニューの中でも大人気企画である、手持ちスマホによる月の撮影について取り上げます。
そもそもは、5年くらい前にふと思いついて、手持ちのコンデジで望遠鏡を覗かせて月を撮影してみたことから始まりました。当時持っていた2台のコンデジでいろいろ撮ってみたところ、1台は非常に良く撮れ、1台はさっぱりでした。そこから発展して、当時持っていたガラケーのカメラで撮ってみましたがうまくいきません。そんな時に知人のスマホで撮ってみたところ非常に良く撮れたので、これはイケる!ということで始めたのがきっかけです。
最初の頃はコンデジでもデジ一でもガラケーでも、自分の持っているカメラで自由に撮ってもらっていましたが、参加者が夢中になりすぎて星空観察会になりません(笑)。それなりにテクニックも必要で、時間もかかり過ぎなので、当方で借りて撮るようにしました。スマホ限定としたのは、レンズが出っ張ったタイプはお互いのレンズを傷つける恐れがあること、スマホ以外では手持ちで振動なしにシャッターを押すのが困難なことからです。
機種との相性については、iPhoneの方がAndroidよりも成績がいいようです。iPhoneは画素数がAndroidよりも少ないことが有利に働くのかもしれません。また、月齢については、上弦の月(半月)より細い月は露出オーバーになりやすいです。右の作例写真は全部案内人のiPhone6で撮ったものですが、細い月はハイライト部分が露出オーバーになって飛んでしまっています。
星空観察会を長くやっていて思うのは、みんな写真が撮りたいんだなーということです。望遠鏡を覗きこむわが子を撮る人、望遠鏡だけを撮る人、多分撮れてませんが夜空を撮る人といろいろですが、たまには案内人も記念写真を撮られたりします(笑)。とりあえず月の写真を撮っていて液晶画面に月が映るとおーっという歓声が上がるので、それを楽しみにやっています。ぜひ星空観察会に参加して、自分の眼で見た月をそのまま小豆島のお土産としてお持ち帰りください。
なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。