星空観察会

2019.11.10
星空観察会

深秋の星空@国民宿舎小豆島星空案内人

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秋も深まり、小豆島の誇る寒霞渓の紅葉も日々色づいてきました。土星も西空低くなり、これまで星空観察会の開始時間を繰り上げるなど、何とか見てもらうべくさんざんあがいてきた人気の土星をそろそろキッパリあきらめて、皆さんには秋から冬の星空を楽しんでいただこうと思います。

土星が終わるとペルセウス座二重星団やすばる・プレアデス星団など、秋から冬にかけての散開星団がメインとなってきます。ペルセウス座二重星団は国民宿舎小豆島のボイラーの煙突のすぐ上にあって、これまでは煙突から出る水蒸気で滲んでしまい、ボイラーが止まっている時しかまともに見れなかったのが、やっと十分な高さに上るようになってきましたので、まずこれから見ていただこうと思います。ペルセウス座二重星団は星の数がとにかく多くて、明るく見やすいのでぜひご覧ください。

月齢に関係なく見られる二重星も、やや西空に傾いてきましたこと座のダブルダブルスターやはくちょう座のアルビレオが見やすい角度になってきました。ダブルダブルスターは2つの星がそれぞれ2つに分かれ、しかもそれぞれ90度違う角度にくっついて見えるのが大変おもしろいので、ぜひ見てもらいたい四重星です。オレンジと青、オレンジとエメラルドグリーンといわれるアルビレオやアルマクも色の対比が美しい二重星です。

また、そろそろ東北の空にぎょしゃ座が上ってきていますので、ぎょしゃ座散開星団トリオM36、M37、M38もぜひ見ていただきたい対象です。特にM37は粒のそろった砂粒のような星々が大変美しく、案内人お気に入りの散開星団です。このほか、ふたご座の大型の散開星団M35や、続いて上ってくる真打ちオリオン大星雲M42も間もなく見られますので、ご期待ください。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方なら事前の申し込みなしでいつでもどなたでも参加いただけます。特に無風快晴の時は高確率で開催していますので、電話(TEL 0879-75-1115)で開催の可否や開始時間を確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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