星空観察会

2017.3.7
星空観察会

春の星空の楽しみ@国民宿舎小豆島星空案内人

木星3月になっても相変わらず厳しい寒さが続き、なかなか星空観察会を開催できませんが、暖かい春はもうすぐです。3月18日からの三連休あたりから星空観察会を本格的に再開したいと思っていますので、どうぞご期待ください。

春の見ものは、何といっても惑星の王者・木星です。圧倒的に大きく明るく、多少条件が悪くとも2本の縞模様や3~4個のガリレオ衛星は確実に見ることができます。さらに条件が良ければ、まさに「うじゃうじゃ」と形容できるような複雑な模様や、有名な大赤班を見ることができます。これまでで最も良く見えたのは、黄砂がひどく対岸の高松市の明かりもみえないようなひどいボケ空の日でした。惑星の見え方は何といっても上空の大気の乱れに左右されますので、黄砂が上空に滞留しているような日が意外といい場合も多いです。まあそういう日は惑星以外の見え方は全く期待できませんが(笑)。

春は四季の中で唯一天の川の見えない季節で、ガスやちりなども少ないのではるか先まで見渡すことができます。特におとめ座からかみのけ座にかけては、「宇宙の窓」といわれるほど数多くの銀河を見ることができます。銀河の一つひとつは本当に微かで、光のシミみたいなものですが、一番近いおおぐま座M81やM82でも1200万光年(1光年は約10兆キロ)、ほとんどの銀河は数千万光年もの彼方にあり、言い換えれば数千万年前の銀河の姿を直接見る楽しみがあります。おそらく人生で最も遠いものを見る機会になると思いますので、視力検査を兼ねてぜひご覧ください(笑)。

木星と銀河以外の見ものは、やや西に傾きつつあるきらびやかな冬の星雲・星団がメインになりますが、春の星座の中にもかに座のM67散開星団やりょうけん座M3球状星団などの見ものがあります。M67は太陽のふるさとかもしれないといわれる散開星団で、散開星団は普通若い星の集まりですが、M67は古い星の集まりで、太陽もこのような散開星団の中で生まれ、2億年に1回銀河系を回っているうちに他の天体の重力などで星団を離れ、現在の場所に落ち着いたと考えられています。また、M3は春の星空には珍しい球状星団です。球状星団のツブツブはぜひ見てもらいたいものの一つですので、こちらもぜひご覧ください。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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