星空観察会

2016.10.8
星空観察会

星空観察会のいろいろなお客さん@国民宿舎小豆島星空案内人

木星

星空観察会にはいろいろなお客さんが来ます。6年前に初めて星空観察会を開いた時の最初のお客さんは、小学生くらいの女の子を連れた親子でした。当時は木星が見ごろだったので木星を見てもらいましたが、いくら説明してもノーリアクションで、やっと口を開いたと思ったらフランス語でした(笑)。

国民宿舎小豆島は意外に海外からのお客さんが多く、お隣の韓国や中国、台湾や香港をはじめ、アメリカにカナダ、イギリスやドイツやフランスやスペインにスリランカなど、世界各国から星空観察会に参加いただいています。ロビーで外国人を見かけたらたいてい参加している感じですので、日本人より好奇心が強いように思います。火星4

会話は英語がメインになりますが、望遠鏡のコントローラーが英語表示だけに一応単語イングリッシュ程度の説明はできるものの、問題はこっちがちょっとでも英語をしゃべると相手はこっちが英語ができるものと考えるのか、急に英語でバンバン話しかけてくることです。当然さっぱりわかりませんので、地道に一方的単語イングリッシュで国際親善に励んでいます(笑)。

日本にもいろいろな方がいて、土星を見せているとき、年配の方にどうしても見えないと言われたことがあります。散々試してもらった挙句に「この電球みたいなのがそうでっか?それなら最初から見えてたわ」と言われまし土星た(笑)。この後に若い人でも同じようなことがあったので、どうやら人間はイメージに合っていないと、見えていても見えないと言うらしいことを学びました(笑)。

土星についてはうっかり「ブタの鼻に見えるという人もいます」と言ったら、「ブタの鼻にしか見えない」と言う人もいたり(笑)とイメージは大切なようです。周りの人は「こんなにハッキリ環が見えているのに!」とか言ってましたが。

新潟から一人で来たという方がいたので、「なぜ小豆島に?」と聞いたら「静かな海が見たかった」と言われたこともありました(笑)。そのほか、息子さんが天文が好きで大学は理学部天文学科に進んだという品のいい老夫婦の方とか、今回で何回目ですと声をかけてくれた方とか、木星を見るのに曇ってしまってかなり粘ったものの「家族と一緒にまた必ず来ます」と言って帰っていった東京の方、去年のふたご座流星群の日に酷寒強風の中がんばって見ていた二人連れなど、いろいろなお客さんが印象に残っています。

星空観察会の会場は当然暗いのでお互いの顔もよく見えませんが、それがかえって話しやすいのか、星の話以外でも盛り上がったり、お客さん同士仲良くなったりと交流の場にもなっています。自由参加・自由解散ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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