小豆島

2024.9.19
小豆島

オリーブの魅力とQ&A

小豆島ではオリーブの収穫がはじまりました!オリーブの新漬けが10月10日から販売される予定なので、まずは新漬け用のグリーンの実から収穫がはじまっています。

小豆島では身近なオリーブも全国的にはまだまだ珍しいようで、よく質問をいただくので、今回はオリーブについて紹介します。

オリーブ 収穫

Q. なぜ⼩⾖島はオリーブが有名なの??

A.1908年、日本では⿂の漁獲量が増え、加⼯保存するために油漬けの⽸詰を製造することになりました。
 ⽸詰にはオリーブオイルが最適ですが、当時は輸⼊物で⾼価だったため国内で試験的にオリーブを栽培することになりました。
 その試験地に⾹川(⼩⾖島)、三重、 ⿅児島の3県が選ばれ、その中で、⼩⾖島だけが果実の収穫に成功しました。
 島の気候が栽培に適していたこともありますが、病害⾍駆除など農家の⼈たちの努⼒も⼤きかったそうです。
 それ以来、⼩⾖島は⽇本のオリーブ発祥の地になりました。

 

Q. オリーブの実はそのまま⾷べられるの?

A.⾷べても毒があるわけではありませんが、衝撃的な渋さです。熟しても⿃も⾷べには来ません・・・。
 ⼩⾖島では実を⾷べる時は『新漬け』にします。
 新漬けは、新鮮な果実を渋抜きし塩⽔につけ込んで作ります。
 輸⼊品で⾒かけるオリーブは酢漬けのものが多く酸味がありますが新漬けは、さっぱりして和⾷とも相性がいいです。

オリーブ 果実

Q. 緑⾊と⿊⾊の実は種類が違うの?

A. オリーブの品種は世界には1000以上あると⾔われています。
 品種によって⼤きさや味も違いますが、⾊の違いは収穫時の実の熟し具合の違いです。
 緑⾊→⻩緑⾊→⾚紫⾊→⿊紫⾊と変化していきます。

 

Q. オリーブを育てたいが1本だと実がつかないの?

A. オリーブの木は自家不和合性が強く、1本だけだと受粉しにくく実がつきにくいです。
 花が咲く時期が同じで異なる品種のオリーブ2本以上を近くで育てると、結実性が増します。
 1本だけで実をつけたい場合は、ルッカやミッションなど1本でも実のつきやすい品種を選びましょう。

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