星空観察会

2016.8.4
星空観察会

流れ星とイリジウムフレア@国民宿舎小豆島星空案内人

8月12日はペルセウス座流星群の極大日です。ペルセウス座流星群は毎年数多くの流れ星が見られることで有名ですが、特に今年は2009年以来の濃いダストの中を地球が通るため、例年より多くの流星が見られるのではないかと期待されています。

国民宿舎小豆島ではこの機会に、本館3階屋上を広く一般に開放しますので、宿舎にご宿泊のお客さんはもちろん、この日に小豆島で宿泊の方、地元住民の方など、興味のある方はどなたでも、ぜひ国民宿舎小豆島本館屋上にお集まりください。

なお、当日の観察会は午後8時から午後9時半くらいまでを予定しています。併せて、月のクレーターや土星の環が見られる星空観察会や、スマホ限定にはなりますが、月のクレーターもはっきり写る月の撮影会も行います。当日は全国的に好天が予想されていますので、ぜひ願い事を準備してご参加ください(笑)。以下、イリジウムフレアや流れ星の記事もご参照ください。

 

星空観察会の初めに、いつも言うことがあります。

「望遠鏡の順番待ちの時は、前の人の頭ではなく、できるだけ星空を見上げてください」オリオン座と流星トリミング_R

「流れ星や人工衛星が見られるかもしれません」

実際、特に流星群の活動時期ではなくても、散在流星が1時間に10個くらいは流れていて、1時間くらい星空観察会をしているとたいてい1個か2個は流れ星を見ることができます。

また、国際宇宙ステーションやイリジウムフレアは、時間と方角があらかじめわかっているので、タイミングが合えば星空観察会の中で見てもらうようにしています。今日(8月4日)はガスっぽいボケ空でしたが、なんとか天の川に加えてイリジウムフレアや流れ星を見ることができました。

イリジウムフレアという名前を初めて聞いた人もいると思いますが、イリジウムは白金族の重金属で、元素番号が77です。1990年代に世界中どこでも使える携帯電話網を作ることをめざして、モトローラが当初77個の衛星打ち上げを計画したことから、その衛星群がイリジウム衛星と呼ばれるようになりました。実際には66個にとどまったようですが。

ともあれこのイリジウム衛星には、極めて反射率の高い金属が太陽電池パネルに使われており、太陽光を反射すると閃光が走ることからイリジウムフレアと呼ばれています。実際の明るさは距離や角度によりまちまちですが、最も明るい時はマイナス8等級と月並みの明るさで、影ができるほどです。今日は火星や木星並みの明るさでした。

流れ星は現在、みずがめ座の各流星群が小規模ながら活動しているためふだんよりは多めに見ることができ、このまま一年で二番目に多く流れ星が見られる8月12日のペルセウス座流星群極大日につながっていきます。ちなみに一番流れるのは12月14日のふたご座流星群極大日で、特異日なのか毎年晴れて、国民宿舎小豆島の屋上で毎年楽しんでいます。ただし毎年極寒強風で、毎年ほぼお客さんはゼロです(笑)。

流れ星の正体ですが、多くは2~3ミリ程度の砂粒で、100kmくらいの上空で地球の大気に突入することによって光るものです。400km上空の国際宇宙ステーションから流れ星を見下ろして撮った写真が有名です。

その他、中国凧が飛んできたり、上空をV字編隊で飛んできた鳥の群れがなぜか暗闇の中で光って見えたり、UFOとしか思えないものが飛んできたり、多分スペースデブリだと思いますが、赤や青の花火のような光が見えたりと夜空は意外に賑やかです。国民宿舎小豆島の星空観察会では、順番待ちの間も星空を楽しむことができます。たまにはゆっくり星空を見上げてみてはいかがでしょうか。

星空観察会

記事一覧へ戻る