星空観察会

2019.6.2
星空観察会

惑星を見よう@国民宿舎小豆島星空案内人

木星6月に入り、ようやく天の川の端境期を脱して、木星が東空低いながら顔を出すようになりました。あと2週間ほどすると人気ナンバーワンの土星も顔を出し、梅雨が明ける頃には夏の天の川も見られるようになって、星空観察会のトップシーズン入りとなります。

木星は12年で太陽の周りを一周しますので、黄道12星座を概ね一年に一つずつ東に移動しますが、土星は30年で太陽の周りを一周するため、現在はどんどん木星と土星が近づいています。今年は木星がさそり座近くのへびつかい座、土星がいて座と、夏の代表的な星座で隣同士になりますので、6月下旬頃からは木星と土星を同時に見ることができるようになります。img_astronomical_voice

一方、星空の方もこと座のベガが東北の空高く上るようになり、いよいよ夏の天の川の季節になってきました。星空観察会では、まずヘルクレス座の大球状星団M13から見ていただこうと思っています。はじめはボンヤリとしか見えないかもしれませんが、目が慣れるとともに無数の星が見えてきて、神秘的な姿が楽しめますので、ぜひご覧ください。

そのほか二重星も、二つの星がそれぞれ二つに分かれておもしろいこと座ダブルダブルスターや、オレンジと青の色の対比が美しく、全天で最も美しい二重星といわれるはくちょう座アルビレオが見ごろになりますので、ぜひ見ていただこうと思います。初夏の一夜を国民宿舎小豆島の星空観察会でお楽しみください。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方なら事前の申し込みなしでどなたでも参加いただけます。特に無風快晴の時は高確率で開催していますので、電話(TEL 0879-75-1115)で開催の可否や開始時間を確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

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