星空観察会

2016.11.2
星空観察会

宇宙の大きさ@国民宿舎小豆島星空案内人

しし座銀河トリオM65外宇宙はとんでもなく大きなものです。星空観察会でご覧いただいている天体にしても、一番近い月で38万キロ、木星で約7億キロ、土星では約15億キロと、太陽系の中の天体でも想像を絶する距離があります。これが太陽系の外ともなると、日本からは見えませんが一番近い恒星系であるアルファ・ケンタウリでも4.3光年、約40兆キロと何ケタも違うまさにケタ違いの距離になり、普通にご覧いただいてる散開星団や惑星状星雲で数千光年、球状星団では数万光年というオーダーになります。

系外銀河となると、一番近いアンドロメダ銀河でも250万光年離れており、キロでいうと約10兆キロ×250万倍ということになります。250万光年離れているということは、今見えているアンドロメダ銀河は250万年前の姿ということですので、天体おとめ座ソンブレロ銀河M104望遠鏡は一種のタイムマシンということもできます。もしかしたらすでに引っ越ししてしまって、もうそこにはいないかもしれません(笑)。

宇宙の地平線という、ここから先はどんなに高性能な望遠鏡を使っても永遠に観測できない境界線があります。距離でいうと約420億光年で、宇宙の年齢である約140億年より大きいのは、宇宙の膨張効果によるものです。その先は何もないと考える合理的な理由はないので、その先も宇宙が続いている可能性が高く、さらに私たちのいる宇宙は無数にある宇宙の一つに過ぎないとする並行宇宙の存在も真剣に研究されています。これはもう人知を超えているのでどうでも良くなってきますが(笑)。

ペガスス座NGC7331銀河と5億光年先の銀河たち

星空観察会では、星空を見上げていると癒されるという声をよく聞きます。人間関係などでストレスを抱えている人も多いようですが、そんな時は、「人間なんて宇宙の大きさに比べればウィルスよりもずっとずっと小さい存在ですよ」と言うようにしています。星空を見上げ、宇宙のことを考えていると、どんなことでも「そんな小さなこと」と思えるようになりますので、ストレス対策としてもおススメです(笑)。

最近、アメリカの大学で、満天の星空や広大な海など、あまりにも大きなものの前では人は人にやさしくなれるという研究結果が発表されました。自分より大きな存在に対する畏敬の念が、自分がちっぽけな取るに足らない存在であることを悟らせ、自分の欲求よりも他者の幸福を考えるようになるそうです。星空観察会に参加して、明日は昨日よりもちょっとやさしい自分になりませんか?

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。 

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