星空観察会

2017.3.28
星空観察会

星空観察会よくある質問@国民宿舎小豆島星空案内人

M42トリミング

星空観察会の質問で一番多いのは、なんといっても「この望遠鏡はいくらするんですか?」という質問です。お金の話は夢がないので、統一見解として金額は勘弁してもらってますが、「車と同じくらいですか?」とか聞かれることも多いのでちょっとだけヒントを言うと、そんなにはしません。というかそんなに高いと買えません(笑)。エイリアンとUFOについてや、天体望遠鏡が自動的に対象に向かって動くことについてもよく聞かれますが、エイリアンやUFOについてはこちらを、天体望遠鏡が自動的に動くことについてはこちらをご覧ください。

あと、「この望遠鏡は私物ですか?」「ここの職員ですか?」というのもよくある質問ですが、全部私物で、職員でもありません。全くの趣味で、ボランティアでやっアンドロメダ大銀河M31てますので、結構好きなようにやらせてもらっています。仕事もあるので、晴れたら開催というわけにはいきませんが、リクエストがあった場合は、三つの天気予報と実際の空をにらみながらできるだけトライするようにしていますので、微妙な空だけどぜひ見たいという方は、国民宿舎小豆島のフロントでリクエストしてみてください。

星雲・星団の観察では、「これはM何々です」という説明をしますが、「Mって何ですか?」という質問もよく受けます。Mは18世紀のフランスの天文学者シャルル・メシエの頭文字で、曲名ではありません(笑)。メシエは彗星発見に熱心に取り組みましたが、後世に残ったのは彗星とまぎらわしい星雲・星団のカタログの方でした。メシエ本人は不満かもしれませんが、メシエは7cm程度の小さな望遠鏡で観測しましたので、現在では小望遠鏡でも見える星雲・星団の代名詞になっています。例えばオリオン大星雲はM42 、アンドロメダ大銀河ならM31というように呼ばれています。

天文に関しては本当に様々な質問がありますが、星空観察会では、ぜひいっぱい質問をしてもらいたいと思っています。質問が新たな質問を呼び、お客さんも星空観察会を作っていくことになるからです。会場は真っ暗で、お互い顔も見えませんので、変な質問でも恥ずかしいということはありません(笑)。時々は何を言っているのかさえわからなくて答えられないこともありますが(笑)、たいていのことには答えられると思いますので、ぜひ質問をしていただき、一緒に充実した星空観察会にしていきましょう。

なお、国民宿舎小豆島の星空観察会は、興味のある方ならどなたでも参加いただけます。開催時間は直前になりますが国民宿舎小豆島のツイッターやフェイスブックでお知らせしていますので、確認の上、国民宿舎小豆島本館屋上まで直接お越しください。

(写真は上からオリオン大星雲M42、アンドロメダ大銀河M31)

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